フィラリアは、蚊が媒介する心臓の寄生虫。犬の心臓や肺に入り込み、体に様々な障害をひきおこします。蚊によって媒介される・・・!ということは、予防しなければあなたのワンちゃんにも危険が迫ってくるのです!
フィラリア症は、きちんと投薬すれば完全に予防できる!しかし、発病したら直すことは難しい。
咳が出る、運動するのがつらくなる、ひどくなると血尿が出る・・・・
予防の仕組みの表をよーく見てください。
蚊の活動期間と投薬期間が一ヶ月くらいずれているのがわかりますか?
フィラリアの薬というのは蚊に刺されなくなる薬ではありません。蚊にさされて体内に入ったフィラリアの幼虫をまとめて駆除する薬なのです。
ですから、最後に蚊に刺されるのが9月下旬(札幌)だとすると、10月下旬に薬を飲ませないと、最後の月の予防ができないのです。その一回の投薬わすれが、一年の投薬を無駄にしてしまうこともあるのです。
蚊は、気温15度までは吸血活動します。
フィラリアが心臓に寄生してしまうと、もう予防薬はあげることができません。
予防薬によって、心臓の成虫が急に死んでしまい、血管に詰まったりして心臓発作のような重篤な副作用を引き起こします。
一度心臓に寄生してしまったフィラリアを取り出すことは非常に難しく、徐々にゆっくり時間をかけて少しずつ虫を殺す薬を飲んでいきます。
これは、非常に危険な行為です!!
もしも、フィラリアに感染していたら・・・・たいへんな副作用が出る可能性がありますよ!
じゃあどうすればいいのかというと、フィラリアかかっていないかどうか検査をすればよいのです。
ちょっと血をとって、すぐにわかる検査です。ラッキーにも感染していなければ、去年のお薬もあげられます(体重が変わっていなければ。)
フィラリアは、寄生虫です。寄生虫は、寄生する主(犬)が死んでしまったら、自分も死んでしまいます。だから、子孫を残し終わるまでは、何事もないように犬の心臓に居座るのです。
犬にフィラリア症の病的な症状が出るまでは、平均3年から5年かかります。虫は、それまでにたくさんの子孫を蚊に乗せて飛ばし、だんだん弱ってくる犬とともに死ぬ、という具合です。病的な症状が出てしまったら、もう直すのはたいへん難しくなり、犬は死を待つばかりになってしまいます。
錠剤タイプとジャーキー(クッキー)タイプ、マダニ・ノミ予防を同時にできるタイプの三種類扱っています。
食べさせやすいほうを選んでください。
フィラリアの薬は、体重によって種類と値段が違います。投薬を始める前に、体重を量りましょう。
薬は毎月でも、数ヶ月まとめてでもお出しすることができます。