フィラリア
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フィラリア症の予防について

フィラリアは、蚊が媒介する心臓の寄生虫。犬の心臓や肺に入り込み、体に様々な障害をひきおこします。蚊によって媒介される・・・!ということは、予防しなければあなたのワンちゃんにも危険が迫ってくるのです!
フィラリア症は、きちんと投薬すれば完全に予防できる!しかし、発病したら直すことは難しい。

■フィラリア症のライフサイクル■/1.蚊がフィラリア感染犬を吸血した際、ミクロフィラリアが蚊の体内へ入る/2.蚊の体内で幼虫が発育/3.非感染犬が幼虫を持った蚊にさされる/4.幼虫が体内に入る/5.体内で2~3cmの幼虫に発育/6.血管に入り、肺動脈や心臓に移動し寄生/6.肺動脈や心臓で17~28cmの成虫に発育/7.ミクロフィラリアを産出/【感染から成虫になるまでおよそ6ヵ月】/■予防の仕組み■蚊に刺されて体内に入ってしまったフィラリアの幼虫を1ヵ月後にまとめて予防薬で駆除する。/4月上旬に蚊が見かけられはじめ、11月中旬を最後に蚊が見られなくなった投与例→4月上旬蚊がみかけられはじめるころ体重測定、検査など→幼虫が体内に入る→最初の投薬(駆除)→毎月投薬(駆除)をし蚊を見かけなくなる日から1ヵ月に最後の投薬をしてそのシーズンの予防を終了する。※地域によって差がありますので、獣医師の指示に従って投与して下さい。

フィラリアの症状

咳が出る、運動するのがつらくなる、ひどくなると血尿が出る・・・・

フィラリア Q&A

  • もう蚊なんかいない時期に、どうして飲ませなくちゃいけないの?
  • 予防の仕組みの表をよーく見てください。
    蚊の活動期間と投薬期間が一ヶ月くらいずれているのがわかりますか?
    フィラリアの薬というのは蚊に刺されなくなる薬ではありません。蚊にさされて体内に入ったフィラリアの幼虫をまとめて駆除する薬なのです。
    ですから、最後に蚊に刺されるのが9月下旬(札幌)だとすると、10月下旬に薬を飲ませないと、最後の月の予防ができないのです。その一回の投薬わすれが、一年の投薬を無駄にしてしまうこともあるのです。

  • 札幌も9月下旬は寒いけど、まだ蚊に刺される?
  • 蚊は、気温15度までは吸血活動します。

  • もしもフィラリアに寄生されてしまったらどうすればいいの?
  • フィラリアが心臓に寄生してしまうと、もう予防薬はあげることができません。
    予防薬によって、心臓の成虫が急に死んでしまい、血管に詰まったりして心臓発作のような重篤な副作用を引き起こします。
    一度心臓に寄生してしまったフィラリアを取り出すことは非常に難しく、徐々にゆっくり時間をかけて少しずつ虫を殺す薬を飲んでいきます。

  • 昨年飲み残したフィラリアの薬、もったいないからあげちゃった!大丈夫?
  • これは、非常に危険な行為です!!
    もしも、フィラリアに感染していたら・・・・たいへんな副作用が出る可能性がありますよ!
    じゃあどうすればいいのかというと、フィラリアかかっていないかどうか検査をすればよいのです。
    ちょっと血をとって、すぐにわかる検査です。ラッキーにも感染していなければ、去年のお薬もあげられます(体重が変わっていなければ。)

  • 去年予防を忘れました。でも、ぜんぜん具合悪くないし・・。検査する必要ある?
  • フィラリアは、寄生虫です。寄生虫は、寄生する主(犬)が死んでしまったら、自分も死んでしまいます。だから、子孫を残し終わるまでは、何事もないように犬の心臓に居座るのです。
    犬にフィラリア症の病的な症状が出るまでは、平均3年から5年かかります。虫は、それまでにたくさんの子孫を蚊に乗せて飛ばし、だんだん弱ってくる犬とともに死ぬ、という具合です。病的な症状が出てしまったら、もう直すのはたいへん難しくなり、犬は死を待つばかりになってしまいます。

フィラリア予防薬について

錠剤タイプとジャーキー(クッキー)タイプ、マダニ・ノミ予防を同時にできるタイプの三種類扱っています。
食べさせやすいほうを選んでください。
フィラリアの薬は、体重によって種類と値段が違います。投薬を始める前に、体重を量りましょう。
薬は毎月でも、数ヶ月まとめてでもお出しすることができます。

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